数ある軽井沢のエリア、快適に住むのにはどこを選べばいいでしょう?
軽井沢は長野県の北佐久郡にある、町の名前です。
そんなに広くない町ですが、地形条件や開発された歴史、住んでいる人によって、エリアごとに特徴があります。
- 別荘利用じゃなくて、定住する際の利便性は?
- 結局コスパがいいのはどこ?
- せっかくだから自然が多いところがいいな!
- 車の運転が苦手な私はどこに住めばいい?
- 渋滞になるべく巻き込まれないで暮らすには?
- ぶっちゃけハイステータスの別荘地は?
このような疑問を解消するために、各エリア解説記事
第一回は、我が家が定住をする「南軽井沢エリア」です!
この記事を書いたのは:
私は、幼いころから毎夏軽井沢で過ごし、軽井沢が大好き。この度、子供が2人生まれることを機に、軽井沢に新築を建て、東京23区から移住することにしました。大切な家族との移住、お金もかかるし、絶対に失敗したくない!!
この記事では:
そんな私がこの度定住をする南軽井沢エリアについて解説していきます。
この記事を読むと:
南軽井沢への定住のイメージがより鮮明になります!
結論は:
- 南軽井沢は比較的地価も安い、購入しやすいエリア
- 別荘地が多く、コンパクトな区画は整備されていて住みやすい
- 森の中で暮らす雰囲気が楽しめる
- ゴルフ、テニスなどスポーツ施設が充実
- 湿気がすごいので気を付けて
以下で詳しく説明していきますね!
目次:
1.南軽井沢はどんなエリア?
2.地価や物件価格
3.気候
4.交通
5.周辺施設
1.南軽井沢はどんなエリア?
新幹線の軽井沢駅前をはずれ、まっすぐ南に下りて行ったあたりから、やや西に広がる一帯です。
ゴルフ場がたくさんあって、ごみごみしておらず、車で走っていても
とっても開放感があります。
住宅地は、森の中に区画分けされた別荘地が点在している感じで、まさに「森の中に住む」という感じが味わえます。
冬季長野オリンピックの時に整備された風越公園で、テニスやカーリングもできますし、休日は子供用にグラウンドを開放してローラースケートを貸してくれたりします。
テーマパークのタリアセンや絵本の森美術館、個人的におすすめの軽井沢植物園もあって、結構エリア完結でレジャーも楽しめます。
買い物は今まで軽井沢のツルヤまで行く感じでしたが、2016年に発地市庭(おしゃれな農産物直売所)がオープンしてからはそちらで地元の農産物や加工品が手軽に楽しめるようになりました。
薪ストーブを焚く方は、貯木場(タダで木材ゲットできる)も近いですよ。
2.地価や物件価格
軽井沢の土地の価格は(2022年公示地価:単位 円/坪)
軽井沢駅前(34万)→中軽井沢(16万)→信濃追分(6万)
と西側に行くほど安くなっていきます。
軽井沢全体の平均坪単価が20万円ぐらいの中で、南軽井沢は10万円/坪
https://tochidai.info/nagano/karuizawa/
軽井沢全体の平均から考えると、お買い得といえると思います。
しかも、南軽井沢には八風の郷、小倉の里、丸紅、レイクニュータウンなど、整備された別荘地があります。
そういう別荘地は割とコンパクトめの敷地が多いので、
(坪単価)×(敷地面積)のトータルで考えてもコストが抑えられる傾向にあります。
- 土地: 数百万円~2000万円
- 中古物件: 1000~3000万円台
3.気候
軽井沢の湿気は、東の碓氷峠から来ます。
(山の下から湿気を含んだ空気が唯氷峠を上ると、気圧の低下で膨張して冷やされ、霧になります。)
そのため、碓氷峠に近い南軽井沢は、追分など西側のエリアに比べるとかなり湿気が多いエリアです。
朝や夕方は霧だらけで、長期留守にした家の中はカビだらけ。
南軽井沢の中古別荘は比較的安く購入可能ですが、40年前とかからある別荘地の中には、メンテナンス不足で価値の下がった罠物件もありますから、気を付けてくださいね。
一方で夏の早朝、霧の森の中を散歩すると、マイナスイオン~という感じで気持ちが良いです。
乾燥肌で悩んでいる人にはいいかもしれません。
4.交通
買い物:
基本的にはツルヤ軽井沢店と隣のコメリですることになると思うのですが、
GW夏は、えぐい渋滞に巻き込まれることになります。
地元民の利を利用し、早朝や閉店まぎわなど、時間をずらして利用する方がいいかもしれません。
なお、2016年に発地市庭ができてからは、クオリティの高い地元農産物を、手軽に手に入れられるようになりました。
ただ、なんだかんだ発地市庭も、お土産がおいてたり、アトリエドフロマージュがあったり、そば打ち体験があったりでGWや夏休みはかなり混んでいます。
でも徒歩や自転車で行けるのが南軽井沢民の強み!(ちょっと坂きついけど)
ウーバーイーツはエリア対象外ですが、デリシアやCOOPなどの食品宅配は対応地域です。
上信越自動車道・碓氷軽井沢インターチェンジから近く、高速道路に乗るのに便利です。
サイクリングコースがたくさんあり、自転車用の道が整備されています。
5.周辺施設
レジャー施設:
・軽井沢風越公園
・軽井沢町立植物園
・軽井沢発地ホタルの里
・タリアセン
・軽井沢高原文庫
・エルツおもちゃ博物館・軽井沢
・堀辰雄の山荘
・野上弥生子書斎
・有島武郎別荘
・ペイネ美術館
・軽井沢絵本の森美術館
遊び場は結構充実しており、割と地域完結できます。
教育:
・風越学園
・ポピンズナーサリースクール軽井沢風越公園(2023年開校予定)
・イートンハウスインターナショナルプリスクール軽井沢
など革新的な教育システムを提唱する幼少教育施設の相次ぐ開校により、近年、若い子育て家庭の教育移住も増えています。
医療:
基本的にはエリア外にかかりつけを決めて診てもらうことになります。
南軽井沢エリアで特筆すべき医療機関は
・ほっちのロッヂ
ケア文化の拠点として近年開設された診療所。
なんと生後8週からの病児保育をされています。
温泉:
八風温泉
ホテル&リゾートのルグランの中の温泉です。
昔は庶民的な日帰り温泉も結構あったのですが、いつの間にかなくなってしまいましたね。
まとめ
南軽井沢は比較的地価も安い、購入しやすいエリアです。
別荘地が多く、コンパクトな区画は整備されていて住みやすいです。
昔からの別荘族の方も、あまり気取らない方が多い印象で、最近は教育移住をする若い世帯の定住者も増えてきました。
区画整備された別荘地ですが、十分に森の中で暮らす雰囲気が楽しめます。ゴルフ、テニスなどスポーツ施設が充実していて、体を動かす機会もたくさん。
ただ、追分など西のエリアに比べると、湿気がかなりすごいエリアなので、それなりの対策が必要です。